お金の管理をシンプルにするために、楽天証券からSBI証券へNISA・iDeCoを移管してみた話

  • URLをコピーしました!

はじめに

「お金の管理をシンプルにしたい!」

以前は、メインのUFJ銀行とサブの楽天銀行を使い分けていました。主に家のお金をUFJ銀行で、わたし個人のお金は楽天銀行という形でした。でも、出費の時の現金やクレジットカードはひとつなので、どっちのお金かはごちゃごちゃになっていました。それを整理するために資金移動を行うのも結構面倒でした。

そこで気づいた。そもそも家計簿をつけてデータ上はどっちのお金かの管理ができているのだから、銀行を分ける必要なんてない、と。

ということで銀行口座をひとつに纏めることにしました。

そこで思いついた。どうせなら、クレジットカードと証券会社もまとめてしまおう、と。

クレジットカードは三井住友カード、そして投資は楽天証券という、ちぐはぐな組み合わせでした。この辺りが資金管理の核なので、できるだけ連携しやすいものにしたい。便利に使えるものにしたい。

そこで作ったのが、使い勝手がよく三井住友カードとの連携も強い、三井住友銀行のオリーブ口座でした。銀行をそこに一本化するなら、証券会社も連携の強いSBI証券に寄せたほうが管理がラクになる——そう考えたのが、今回NISA口座を楽天証券からSBI証券へ移管することにした一番の動機です。

楽天証券自体に大きな不満があったわけではないのですが、iDeCoで選べる銘柄が、SBI証券のほうが自分の好みに合っていたのも後押しになりました。

今回はその顛末を、実際にやってみた手順や感じたことも含めて記録しておきます。

先に結論を書くと、移管自体は無事に完了しました。ただ、細かい部分がひとつだけ、今も片付いていません。そのあたりも含めて正直に書きます。

目次

証券会社移管のきっかけは「銀行口座をひとつにまとめたい」だった

「はじめに」でも触れた通り、移管のそもそもの発端は投資の中身ではなく、銀行口座の使い分けを解消したかったことでした。三井住友銀行のオリーブ口座を作ったのに合わせて、証券会社もそちらに寄せてしまおう、というのが動機です。

銀行・カード・証券を一緒にすると、アプリ間の連携がとりやすかったり、資金移動が楽に行えたりとメリットも多いです。あわせて、iDeCoで選べる銘柄の幅もSBI証券のほうが良さそうだったので、「面倒だけどやってみよう」という気になりました。

投資の運用方針の見直しや、楽天証券への不満からではなく、あくまで「管理のしやすさ」からスタートした移管でした。

NISA・iDeCoの移管手続きは、率直に言って時間がかかる

いざ調べ始めてみると、とにかく時間がかかる手続きだな、というのが最初の感想でした。

NISA口座の金融機関変更は年に1回しかできず、しかもその年のうちに買付をしてしまっていると、変更の反映が翌年にずれ込むという仕組みになっています。

わたしはすでに投資を開始していたので、なるべくなら間を空けたくない。となると、年初から新口座でNISA取引ができるように、年末に変更手続きをするのが良いと考えました。

具体的には、11月の頭に変更手続きに取り掛かりました。NISA口座の変更には2週間から1ヶ月程度かかると書かれていましたが、年末は書類のやり取りが混み合うという話もあったので、少し余裕を持たせようと思いました。

2026年3月に楽天証券では「即日買付制度」というのが始まっていて、NISA移管時でも最短当日から取引が始められるそうです。SBI証券やその他の証券会社もそのうち対応するかも。

まず最初にやったのは、SBI証券で通常口座を開設することでした。氏名・住所・職業などの基本情報を入力し、本人確認書類(自分は運転免許証を使いました)をスマホで撮影してアップロードするだけなので、ここの手続きはそれほど手間ではありません。

この時点ではNISA口座を一緒に申し込むことはできません。移管の場合は後述する「勘定廃止通知書」が必要になるので、まずは通常口座だけを開設する形になります。

次にやったのが、楽天証券側の手続きです。楽天証券にログインし、NISA関連のメニューから「勘定廃止通知書」の発行を申請しました。発行理由は「金融機関変更のため」を選択します。申請してから書類が手元に届くまで、わたしの場合は1週間くらいかかりました。この通知書が移管手続きの核になる書類です。郵送ではなくPDFファイルをダウンロードする形でした。

ちなみに、この申請をした時点で楽天証券のNISA口座での購入ができなくなります。新しく買うつもりの銘柄があるなら、このタイミングは慎重に選んだほうがいいと感じました。

勘定廃止というのは、その証券会社のNISA口座で新たに購入できなくする手続きです。すでに保有している分に関してはそのままそこに残りますし、売ることはできます。

「勘定廃止通知書」が届いたら、SBI証券側の手続きに戻ります。

SBI証券のNISAメニューから「他の金融機関からの変更」を選び、「非課税口座開設届出書」をダウンロードして記入。届いた勘定廃止通知書と、記入済みの届出書、本人確認書類のコピーをまとめて郵送しました。

そこから審査完了の連絡が来るまでは、10日くらいだったと思います。書類を出してからも待つだけの期間が続くので、正直「まだかな」と何度か思いました。

  • SBI証券で通常口座を開設する
  • 楽天証券で勘定廃止通知書を発行してもらう(申請〜到着まで1週間程度)
  • SBI証券に非課税口座開設届出書・勘定廃止通知書・本人確認書類を郵送する
  • SBI証券の審査完了を待つ(10日程度)

トータルで見ると、ネットで調べた「2週間〜1ヶ月程度」という目安は、実際に自分がやってみた感覚ともだいたい一致していました。2週間という最短例をあてにせず、1ヶ月くらいかかるつもりで計画した方が良いと思います。

NISA保有銘柄は、いったん売ってSBI証券で買い直した

NISA口座の中の保有銘柄は、証券会社をまたいで移すことができません。楽天証券時代に購入した銘柄は、ずっと楽天証券に残り続けます。

これは事前に知っていたので、わたしの場合は一度売却して現金化し、SBI証券のNISA口座で買い直すことにしました。

バラバラだと管理が面倒。せっかく銀行を統一したのに、NISA口座が二つに分かれてしまっては意味がありませんので。

判断がしやすかった理由は単純で、保有額が少なく、特に大きな利益も出ていなかったからです。そうでなければ悩んだかもしれません。というか、そもそもNISA口座の移管を考えなかったかもしれません。

楽天証券からSBI証券へ移管してみて感じたこと

移管してみて良かったのは、やはり一覧管理がしやすくなったことです。三井住友銀行のアプリを見ると、預金、クレジットカードの使用額、SBI証券の資産残高がひとつの画面で見れます。お金の流れを追うときに、あちこちのアプリやサイトを行き来する必要が減ったのは想定通りのメリットでした。

一方で、証券会社のアプリの使い勝手という点では、正直楽天証券のほうが優れていると感じました。慣れの問題もあるとは思いますが、楽天証券のアプリの方が、直感的に使えて、見やすい印象。まあ、許容範囲内のデメリットです。

iDeCoも移管したが、ひとつだけ片付いていない

NISAと合わせて、iDeCoも楽天証券からSBI証券へ移管しました。ただ、こちらはNISA以上に時間のかかる手続きで、申し込んでから実際にSBI証券側でデータが見られるようになるまで、体感で3ヶ月くらいかかったと思います。移管中は運用状況の確認すらできない期間が続くので、NISAの移管より不安になりました。

そして、証券会社の移管は完了したものの、実はまだ終わっていない部分があります。

掛金の引き落とし口座です。証券会社を切り替えれば、どこから引き落とすかも設定しなおすのだと思い込んでいたのですが、そこだけは以前のまま、楽天銀行からの引き落としが継続されました。どうやら、別途引き落とし口座の変更手続きが必要らしく、今も三井住友銀行への切り替えができていません。

楽天証券と楽天銀行を家計の貯蓄用に使うことにしたので、「このままでもいっか」って感じです。

まとめ

  • 移管のきっかけは投資方針ではなく「お金の管理をひとつの銀行の系列でまとめたい」という理由だった
  • 手続きは想定通り時間がかかる。余裕を持ったスケジュールで
  • 保有銘柄は売却して買い直した。金額が大きくなければ判断はしやすい
  • 一覧管理はしやすくなったが、アプリの使い勝手は楽天証券に軍配が上がる
  • iDeCoも証券会社自体はSBI証券へ移管できたが(データが見えるまで3ヶ月ほどかかった)、掛金の引き落とし口座は今も楽天銀行のまま

投資や口座管理に「正解」はなく、各自の投資方針や生活スタイルに合わせて選んでくものだと、今回の移管を通じて改めて感じました。

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。

※本記事は筆者個人の体験・記録であり、特定の手法や商品を推奨するものではありません。NISA制度や各証券会社の手続き内容は変更される場合がありますので、最新情報は各社の公式サイトでご確認ください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次